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母「菜々葉ー、早く起きないと入学式に遅刻するわよ?」 お母さんのよく響く声に起こされた菜々葉が階段を降りる 菜「おはよう」 乃「おはよう」 母「おはよう、早く準備しちゃいなさい」 菜「はいはい」 そんな会話を聞きながら私は朝ごはんを食べる 菜々葉はまだボケッとしたまま動かないでいる 母「もう、乃々葉は勉強も運動も出来るのに菜々葉はどうして何もできないのかしら。同じように育てたつもりなのに…」 いくら同じように育てても、人間は性格があるんだよ って言おうとしたけど、めんどくさいからやめた 朝ごはんを食べ終えて、歯磨きをした それでもななははボケッとしていた 私はため息をひとつしてから 乃「いってきます」 母「いってらっしゃい」
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