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出来れば一人っ子が良かった 比べられることないし、菜々葉が出来ないぶん全部私に向けられるし 菜々葉みたいに能天気だったら良かったのかな 菜々葉みたいに親の信頼を… 考えるとキリがない 夏「まぁ、もう諦めたけどね」 乃「だよね」 夏「うん。今更上が欲しいとか無理だし、下って言っても親が…ねぇ」 最後のほうはかなりの苦笑いで話してた 夏恋となら、高校生活楽しめそうだなって真剣に思えた 乃「ついた」 私たちは校舎を目の前にし、『わぁ』と呟いた 夏「流石私立。やっぱデカいな」 乃「ね。」 少し驚いていたらチャイムがなった 夏「ヤバい、走るよ」 乃「うん」
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