幸せは近くにある

プロローグ

俺は驚きもせず、ここから右側に配置されたベンチに腰を掛けた。

「また……か」

はぁ、なんでこうなるんだ？

俺はあいつのためにやったんだ。
なのにちょっと連絡、会わなかっただけで彼女はすぐに別れよ…と言う。

じゃあなんだ
ずっと付きっきりじゃないと好きということにならないのか？

好きってのは一緒にいることなのか？

違うだろ。