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桜も満開を迎え、新しく入ってくる子たちを歓迎するかのように咲いていた。
私は2年生になった。
クラスの書いた紙が張り出されていて、そこは人だかりができていた。
その人だかりに割って入るというのも面倒だから、どうせ彩加が私の分も見てくれるだろうと思い、昇降口の壁にもたれかかっていた。
案の定、しばらくすると彩加は私の姿を見つけると小走りでこちらに向かってきた。
「綾乃ーっ」
私のそばまで来ると、彩加は息を切らして膝に手をついた。
「何息切らしてんの」
「だって、すごい、もみくちゃ、に、ハァ、されて、」
「バカじゃん」
肩で息をして頬を赤らめる彩加にそう言うと、「誰のためだと思ってんの」と言って頬を膨らました。
どうやらクラスは同じのようで、「これも腐れ縁か何かかな」と言うと彼女はまた頬を膨らませたのだった。
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