第一章

9/30
前へ
/193ページ
次へ
――――――…・ 自分のベッドにダイブして仰向けに寝ころぶ。 今日もらった告白の紙を見つめてため息を漏らした。 メール、しなきゃだめだよね。 重い体を起こして部屋に投げすてたバッグから携帯を取り出す。 書かれてあるとおりにアドレスを入力する。 適当に『綾乃です』的な文を打って送信した。 すると、すぐに携帯が震えた。 ……送信エラー。 もう一度アドレスを入力しなおした。 め、めんどくさい。 なんでさっき赤外線で交換しなかったんだ…! なんてことをぶちぶち思いながらも、メールを送信した。  
/193ページ

最初のコメントを投稿しよう!

163人が本棚に入れています
本棚に追加