まえがき

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  この本は私、カレン=シュタインが、とある劇の為に著した脚本を編集し、物語に仕立てたものである。 事実を元にしてはいるが、何分、この劇に登場するキャラクターの元になった人物達にも事実の全てを把握しきれていなかったため、物語の体裁を整えるのにいくばくかの着色を加えている。 だが、手を加えたのはあくまで判然としない部分だけであり、ストーリーについては破片も手を加えていないことを約束しよう! 手を加える隙もない…いや、手を加えることは登場人物に対する侮辱になる、そんな話だ。 …長々と失礼! 不粋な前置きは終いにして、物語を始めよう。 さぁ、ページをめくりたまえ!  
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