涙空

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「独りで生きる」 この八畳一間の部屋では 少なからず「独り」だから。 ただ部屋[ここ]から 出れば あたしが 心から笑える場所は きっと沢山あるから。 強くなろうって決めた、矢先。 「可哀相だと思わない?」 深く 深く ずっと深くまで 残った何かが疼いた あの日の 回るような頭のなかの あの日の言葉が 声色が 今でも 痛く 痛く 深く 心的外傷 として ずっと ずっと 残ってる
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