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真夜中の闇へと加速する
僕たちは雨の中
迷いながらも突き進んで行った
今夜は岬を目指す
海沿いのハイウェイ
入り組んだその先で見つけ出した
刺激がチクリと 痛い
どこまでも続く海岸線
僕たちは希望と期待と
少しの不安を抱いてたんだ
今夜は岬を目指す
海沿いのハイウェイ
幾つもの街灯が映し出した
光明の方へと向かう
幼き頃の思い出が
一瞬フラッシュバックしたんだ
標識が誘うままに
この長い坂道の頂きに
先見えぬトンネルが見えた
時計に目を向ければAM5:07
ハイウェイ202
そこにはきっと何かが待っている
今夜は岬を目指す
海沿いのハイウェイ
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