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「嫌…私はここから飛び降りる…」
そう言った直後だった。
私を包み込む温かい何か、それが須藤だと知ったとき、私の目から涙が流れた。
「なら、俺も死んでみようかな‥?」
人生は、楽しいものではないのか‥
須藤の人生は、楽しさでいっぱいじゃないのか‥
じゃあ何故、死を選ぼうとする…
「なんでよ…あなたの人生は楽しいんじゃないの?」
「死ぬことは楽しいことかな‥?そう思うなら、このまま右に倒れなよ、そしたら俺達は死ぬ、でも‥もしそうじゃ無いなら、左に倒れなよ…」
「須藤、お前…死ぬ気か‥」
「本郷さんの好きな方に倒れなよ?」
私はフェンスから真っ逆さまに落ちた。
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