その頃の幕末

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芹沢達が部屋の外に出たのを確認した土方は「山崎」と呟いた。 女「はい…」 歳「ん…?お前っ!何処に居るかと思ったら…」 山「ふふっびっくりしはりました?」 ばれてもなお、遊女を続ける山崎くん。 歳「びっくりした…」 山「まさか、まじで気付いてないとは思わなかった~」 歳「どうでもいいからさっさと行け!」 山「御意」 重い着物を着ているのにも関わらず一瞬で屋根裏に消えた。 歳「なんでうちの助勤は変人が多いんだ…?」 女「それって僕も入ってる?」 歳「ん…?………平助…」 平「やっと気付いてくれた!」 歳「俺の隣に居た綺麗なお姉様方は男だったのか…?」 平「土方さん全然気付かないんだも~ん」 歳「はあ…」 これから起こることともう少し先の新選組について考えると頭が痛くなる副長だった。
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