その頃の幕末

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1863年 文久3年 9月16日 新選組一同は角屋で宴会を開いていた。 総「さあ芹沢さん、どんどん飲んでください!」 芹「なんだ、沖田。欲しいものでもあるのか?」 総「子供扱いしないでくださいよ~」 隊士達も酔いが回りはじめそれなりに楽しんでいるようだ。 そんな中眉間にシワを極限まで寄せ、睨みを効かせている男が居た。 女1「土方はん、綺麗な顔が台なしやで?」 この男、一応新選組副長です。 街を歩けば必ず恋文を貰う色男。 女2「土方はん、お酒飲まへんの?」 左右の両側に遊女が居るのにも関わらず全くの無視。 相変わらず睨みを効かせまくっている。 一「副長…そろそろ良いかと。」 歳「そうだな…総司!」 土方と目が合い、予定通りの言葉をかける。 総「芹沢さん!屯所で飲み直しません?」 芹「あぁ?屯所かぁ?良いぞぉ!平間!平山!帰るぞぉ!」 W平「はいっ!」 総「私は、後から参りますので」 芹「そうかそうか。じゃあな」 そう言って芹沢達は屯所へと帰って行った。
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