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2XXX
我々が暮らす星「地球」は、いつの時代も人で溢れていた。
彼等は時の流れと共に、高度な技術で発展していった。
SF映画のような現実離れした世界が、最早当たり前の世となり、「地球」は人の造るもので溢れ返っていた。
だが「人」自身が進化を遂げる事はなかった。
それ故に、「人」はどの時代も争いが絶えなかった。
大地は何年も何年も彼等の血を吸い続け、その歴史を築いてきた。
彼等もその血を糧に、時代を築いてきた。
彼等はそれを誇り、同様に驕ってもいた。
しかし、全知全能と思いし彼等が、まさか己自身滅ぶ道を歩んでいると、知る由もなかった。
その原因は、言うまでも無く彼等の驕りなのだ。
彼等がそれに気付くのは、彼等が滅んだ後の事だ。
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