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「っでぇぇ――っ!?」
「なんじゃウルサイ。わめくことぁないじゃろ」
「わめくわっ!!」
普通驚くだろっ!?
「どう思うよ貴……あ」
貴隆はあんぐりと口を開けて階段を見ていた。そして俺の顔を見る。
「友生…」
「……」
ああ、そうだった。
貴隆は両手を固く握りしめて胸の高さまで持ってゆき、ガッツポーズのようにすると、目をキラキラと輝かせて嬉しそうに叫んだ。
「忍者屋敷にあるのと同じやつだっ!!」
貴隆は、大の忍者マニアだった。
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