慣れるハズがねぇ

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「馬刺。なぁ、母さん」 「ん?」 俺は座席から少し身を乗り出して聞いた。 「あとどんくらいで着くんだ?」 「もうちょっと」 「さっきと同じじゃん」 俺はため息をついて座席に座る。 「…シルクロード」 少し間を置いて貴隆は言った。 「…ど?」 流石にちょっと苦しい。 「ど…くろ」 「コワッ!」 貴隆が冗談半分に悲鳴をあげた。
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