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「颯太先輩が好き」
そう気持ちが固まったころ
友美は拓司と練習の帰りが
一緒になった。
いつものようにたわいもない話しをしていた別れぎわ
拓司が神妙な面持ちで話しはじめた
「実は‥」
あ‥かわさなくては‥
友美はそう思ったけれど、思うように言葉がでなかった
「実は好きなんだ。付き合ってほしい。」
重く心に篭った拓司の言葉に
「拓司先輩のことは何とも思っていませんから‥」と言うのが精一杯だった。
「そうか」
「これまでも変わらずによろしく」
拓司はそう言い残して雑踏の中に消えて行った。
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