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友美はうつむきながら
歩いていた
一歩、一歩
幸せを踏み締めながら‥
サークルのメンバーにはあっという間に知れ渡った。
先輩たちが帰りに颯太を無理矢理誘うこともなくなり
テニスの練習の後は颯太とデートしながら帰るのが恒例になった
車で送ってもらった帰りはいつも家の近くで話していたが
だんだんと話す時間が長くなり、高速道路の側道で車がこないところに止めるのが日課になった
また土曜日はいつも颯太が学校の近くまで迎えに来てくれた
「スカイラインの彼氏」と
友美の学校でも有名だった
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