憧れたきりん

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 次の日起きてみると首はさらに長くなっていました。  もう雲の中に頭が入ってしまうほどの長さでした。 「長治―!長治―!聞こえるかー?」  下の方で依子の声がしました。  依子は長治の体に口を付けて振動で声を伝えようとしていました。 「聞こえるけど、最悪やー!」 「うちはあんたがどないなっても好きやでー!」
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