-序章-

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  村の道には 盗賊と私と老人を除いて 誰もいなかった 「女!このジジィと 楽しそうに話してたな」 「楽しそうに見えたのは そっちが勝手に思ったんでしょ? その人離しなさいよ」 離す気が全くないらしい というか 話してたからなんなんだ 盗賊は老人の首に刃を 突き付けていた 「来るなよ!来たら殺すぞ!」 そう盗賊は言っていた 気にすることはない 私には一瞬で終わらせる術がある ――――――――――――――― 風靡は【空間転移】を発動した! 空間を切り取ったように風靡が真上に現れる!! ――――― 盗賊は風靡を見失った! ――――― 風靡の攻撃! 加減したかかと落としが盗賊の頭に炸裂する!! 盗賊に293のダメージ! 0/52 -293 盗賊を倒した! ――――――――――――――― 着地して老人の方を向く すると 「助けてくれて、ありがとう」 そう言った その言葉が私の心に響いた "どういたしまして" そう言おうとした直後 ――――パン! 銃の乾いた音が響く 弾は老人を撃ち抜き 私には掠り傷を与えた ダメージは0に近い
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