-序章-

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    老人は 私の前で倒れた 犯人はもう一人の盗賊 (盗賊で銃ってありなの?) そんなことを思ったが もうどうでもいい ……守れなかった あの老人を、守れなかった… そこが妙に苛立った 私は許せなかった 守れなかった自分も 老人を殺した盗賊も …………殺す 私にその感情だけが残った 殺意だけが強く残った 殺意を察知したのか 怯えたように 盗賊が逃げ出す が それも叶わない 私は地を蹴り飛ばし 一気に距離を詰める ――――――――――――――― 怒り狂った風靡の攻撃! 盗賊の頭に蹴りを入れ後頭部攻撃を決めた!! 盗賊に1603のダメージ 0/52 -1603 盗賊を倒した! 風靡は経験値160取得した! ――――――――――――――― 逃げずに戦ったのは いつ以来だろう 強さに関係なく 逃げていた私 それが馬鹿らしくなった (私より強かったら 逃げればいいか) 私の怒りは いつの間にか収まっていた
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