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修二君の手を引きながら先生が探しに来ると面倒だからなるべく学校から離れた喫茶店に入った
「修二君…ごめんね?僕が修二君なんかに話さなければこんなことにはならなかったのに…」
「なんでお前が謝るんだよ…俺はただ自分の意思で長谷川をぶっ潰しただけ。」
こんな時まで修二君はかっこよすぎる
僕はなんて言葉をつないだらいいのかわからなくて黙ってしまう
しばらく黙ったままだった修二君が話し始めた
「長谷川さ…同じ中学だったんだ…だから俺がふざけて金髪に染めてた頃を知ってたんだよ…街で俺とお前を見かけた時すぐに俺だってわかったんだって…そっからずっと付けられてたみたい…俺らのこと噂たてたのも長谷川が元みたい…俺もここまでだったら話し合いで済ませてもいいかと思ったんだよ…でも…」
そこまで話した修二君はなにかためらっているような顔をした
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