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お互いの気持ちが初めてぶつかり重なった その瞬間が僕にはとても心地よくてずっとこうして抱きしめあっていきたいと思った どちらか一方だけだと成り立たないこの関係 「ずっとこうしてみたかった…逸人が俺のこと好きになってくれてそばにいてくれるってわかる瞬間が欲しかったんだ…」 修二君がぽつりと言ったから僕は顔を見るために手の力を弱めた 「もう僕は離れないよ?だって本当の小谷修二を知っていいのは僕だけだもん。僕は修二君のものだよ?」 いつも強がってる修二君が柄にもないことを言ったから僕も柄にもなく真剣な顔で修二君に言った 修二君は安心したような表情で僕の頭を撫でてくれた . .
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