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沈黙の中お互い目線だけはそらさない
空気が動く感じさえしない部屋で先に行動おこしたのは僕だった
ゆっくりと修二君の手に自分の手を重ねていく
修二君もそれに答えて指を絡めてきた
ゆっくりした動作がじれったかったのか修二君は僕の手をひっぱって自分の方に引き寄せた
手をつないだままだったからそのまま修二君の胸に飛び込む形になってしまった
修二君の心臓の音が聞こえる
緊張してるのかやけにうるさく聞こえてくる
顔を上げるとすぐ上には修二君の顔
「キス…していいか?」
そんなの聞かなくてもわかってるはずなのに聞いてくる修二君はとってもかわいく思えた
僕は返事の代わりに自分からキスをした
修二君は嬉しそうな顔をしてくれている
すぐに離した唇がさみしさを感じさせる
それは修二君も同じだったようで繋ぐようにキスをしてきた
すごく大人で迫るような修二君のキスに僕はどんどん堕ちていく
お互いやめることなく何度も何度も舌を絡めあいながらキスをした
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