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「ま、真鈴!?どうしてここに?」
秋山真鈴。俺の妹だ。俺と一緒のオレンジ色の髪をツインテールにしている
「どうしてじゃないわよ!!さっきからドア越しに聞いていたけどそこの貴女!あたしの兄さんに何するつもりなの?」
真鈴が標的にしたのは俺ではなくまさかの立花さんだった。
「えっ、私?……服を脱ごうと」
「ダメに決まってるでしょ!?そんなこと兄さんが発情して襲ってきたりするかもしれないのよ?」
オイ、コラ…真鈴テメェ
「それは…」
「真鈴、そんなにムキにならなくても……冗談なんだからさ」
「うるさい、兄さんは黙ってて!……あぁ先輩達が心配……そうだ!あたしもこの部に入部する!兄さんの監視をする」
おいおい、無理やりだな
「じゃあ、ハンコ押すよ。」
いつの間にか真鈴の入部届けにハンコを押している相川さん
「また、メンバーが増えたね」
そして喜んでいる立花さん。
「よし!これで学校でも毎日兄さんに会える!」
「ん?何か言ったか真鈴?」
「な、何でもない!バカッ」
「じゃあとりあえず今日はこれで解散ね?」
気づけば既に辺りは暗くなってきた
。俺は真鈴と立花さんと一緒に帰ることにした。相川さんは帰り道が違うらしく送っていこうかと聞いたが「襲われたくないから」と笑顔で返された。真鈴め……
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