4月

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「満…」 橘さんは一度 溜め息も漏らした。 「だから言っただろ? 満が帰って来たって」 橘さんの後ろから 近づく男の人。 「話には聞いていたが まさか佐々木さんと 付き合ってたなんて…」 「…好き…なのか?」 「…………」 「満があんなに本気だと 奪うのはキツそうだぞ」 その人は橘さんの肩を ポンポンと叩いた。 「君も佐々木さんと 関わってみれば分かるさ。龍」 龍と呼ばれた人はポツリ 「興味ないね」と答えた。
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