4月

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家に着き、ベッドに飛び込んだ。 私には泣くしかできない。 誰も助けてくれない。 頭が痛い。 胸が痛い。 いっそ死んでしまいたい。 生きてる意味なんかない。 私は狂ったように起き上がり、机を開けてカッターを手に取った。 チキチキと音を立て、切れ味の良さそうな刃が出た。 それをゆっくり左の手首に当てた。 変な汗が、じんわりと出てくる。 グッとカッターを握る右手に力を込めた。 そのまま少しずつ、肉に刃が食い込む。 冷たさと痛みを感じると手首からは真っ赤な血が、ツーと垂れる。 もっと…もっと深く。 ドクドクと鼓動が鳴り体が熱くなる。 そんな事を想像しただけで、寒気がした。 自分で自分を傷付ける勇気なんかなかった。
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