5月

24/67
前へ
/262ページ
次へ
「元はと言えば お前らが優子ちゃんに 掃除押しつけたのが 原因じゃねーか!」 「…っ!離してよ!」 安藤さんは必死に 村瀬くんの手を ほどこうとしたが 男子の力には到底及ばず 安藤さんは村瀬くんを 睨み付けた。 「私は悪くない! 私は指示に従うだけ! そうするしかないのよ!」 「なんだってぇ?」 村瀬くんの手にさらに 力が入る。 華奢な安藤さんを 浮かしてしまうのではないかと 少し怖くなった。
/262ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加