5月

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「あんたに私の気持ちなんか 分からないわよ!」 「あ…安藤さん!」 教室を飛び出した安藤さんを 何故か私は追いかけた。 安藤さんの気持ちが なんとなく…分かる気が したから。 「待って!安藤さん!」 階段を下り 玄関前で安藤さんが 立ち止まった。 「ついて来んなよ! 何よ…いじめられてた同士 仲良くしましょうって…?」 「違うよ! 私の話しを聞いてほしいの!」 数分間、沈黙が続いた。
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