5月

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「安藤さん… 私がいじめられてるの見て 苦しくなかった…? 胸が痛くなかった…? 自分がいじめられてたのを 思い出さなかった? 私は安藤さんの気持ち なんとなく分かるよ」 安藤さんは背を向けたまま 黙っていた。 「橋本さん達と一緒に居るのは いつか私を助けられたら…って 思ってたからじゃないの?」 「違う!私はあんたを いじめることができて 心から楽しんでたよ!」 「ううん。 そんなことできないよ。 安藤さんは」 「なっ…何でよ」 安藤さんの問いに 私はニコっと笑って言った。
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