5月

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教室に着き、村瀬くんが 入り口の扉を開けた。 その時、外からでも ざわざわと話し声が 聞こえていたのに 扉を開けた瞬間… 一気に教室内が静まりかえった。 みんながこっちを見ている。 邪魔者を睨み付けるみたいに。 「……村瀬くん」 私は怖くなって 村瀬くんの袖を掴んだ。
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