5月

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一瞬のことだった。 何かが高い所から落ちた 音が聞こえた。 生々しい…砕けた音。 私は状況を理解できずに 立ち尽くしていた。 その時、村瀬くんが すぐに駆け寄り 身を乗り出して 窓から下を覗いた。 一体…今 何が起きたのか。 目の前が真っ暗に なっていく。 そして何も 聞こえなくなった。 私はその場に倒れてしまった。
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