5月

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気付くと私は 村瀬くんを突き飛ばしていた。 彼は目を真ん丸くして こちらを見ていた。 「ごめんなさい…。 村瀬くんが何か隠すから 私………」 「悪い…」と村瀬くんは 立ち上がって言った。 「優子ちゃんに言うべきか 悩んだんだけど…。」 「うん…」 彼は頭をかいて 近くにある机にドンと座った。 「安藤が窓から落ちたのは 優子ちゃんが押したからだって みんなが言いふらしてんだ」
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