5月

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あの時。 安藤さんは 何を思っていたんだろう。 あまりにもショックだったから はっきりとは覚えていない。 ただ安藤さんは 悲しい顔をしていた。 そんな顔を見たくなかった。 私のせいで。 私が押したの? そんなこと… ない…よね。 「安藤さん…」 安藤さんのことを考えながら 名前を呟いた。 その時だった。
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