5月

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皆藤さんと橘さんに 挟まれた状態は 正直、息苦しかった。 この2人は 知り合いなんだろうか。 橘さんは村瀬くんとも 知り合いみたいだったし 村瀬くんの何かを 知ってるような 意味深なことを言っていた。 この人達は何者…? 「……きさん。佐々木さん?」 「え!」 「どうしたの? ぼーっとしてるし。 満に何かされた?」 心配そうに私の顔を 覗きこむ橘さん。 私は保健室での事を思い出し 急に恥ずかしくなった。
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