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「あのさ」
沈黙を破ったのは
村瀬くん。
「あの…」
頬を赤らめ
もじもじしている。
「保健室に男女が
ふたりきりっていうのは…
ちょっと、ハズイな(笑)」
「あっ…」
私も急に
恥ずかしくなって
布団に潜り込んだ。
「いや、あの全然
変なこと考えたわけじゃなくて
ただ世間的な話で…(汗)」
村瀬くんはさらに頬を赤らめ
立ち上がって、かなり
慌てている。
そんな彼の姿が
可笑しくて
思わず笑ってしまった。
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