4月

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「わ、悪いな! 俺やっぱり教室戻るよ!(汗)」 「うん。ごめんね」 と、私が言うと 村瀬くんはニッコリ笑って 保健室を出ようとした。 「あ、家帰る時は俺に言えよ! ちゃんと送ってってやるから」 「え!そんな… そこまでしてくれなくても…」 「じゃ、あとでな!」 私の言葉を最後まで聞かずに 彼は出て行ってしまった。 静かな保健室で 私は1人になった。 色んなことを考えたが 時計のチクタクという音を ぼんやり聞いていると いつの間にか眠りについていた。
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