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「わ、悪いな!
俺やっぱり教室戻るよ!(汗)」
「うん。ごめんね」
と、私が言うと
村瀬くんはニッコリ笑って
保健室を出ようとした。
「あ、家帰る時は俺に言えよ!
ちゃんと送ってってやるから」
「え!そんな…
そこまでしてくれなくても…」
「じゃ、あとでな!」
私の言葉を最後まで聞かずに
彼は出て行ってしまった。
静かな保健室で
私は1人になった。
色んなことを考えたが
時計のチクタクという音を
ぼんやり聞いていると
いつの間にか眠りについていた。
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