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教室の中では
みんなが楽しそうに
お弁当を食べていた。
あの3人はいつも
屋上に居ることを知ってるから
私は周りを気にせず
鞄を手に取った。
頭が痛い。
早く帰ろうと思い
振り返ると
村瀬くんが
お弁当を持って立っていた。
「あれ、帰んの?」
「うん…ちょっと熱があって」
と言うと、彼は
「ちょっと待ってて」と言って
自分の机に戻る。
お弁当を鞄に戻し
何やら机をガサガサして
再び私の目の前に来た。
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