4月

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数分後、家に到着した。 「じゃ、風邪早く治せよ」 「うん」 村瀬くんが コンビニの袋を手渡す。 「ありがと」 「優子ちゃん…」 「ん?」 呼ばれて、ふと顔を上げると すぐ目の前に村瀬くんの 顔があった。 なぜか急に心臓が 破裂しそうなくらい ドクドク鳴り出した。 村瀬くんが私の頬に 優しく手を添える。 彼の顔が徐々に 近付いてくる。 え…ちょっと……… まさか…!!!!
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