4月

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「だから…」 私はドキドキしている胸を押さえた。 「私…村瀬くんと友達になりたい」 嫌って言われたらどうしよう…と急に顔が熱くなった。 そっと村瀬くんの顔を見ると、真剣な表情で私の目を見つめていた。 やっぱり迷惑だったかな。 私は顔を下に向けた。 その時 「ばかだな…」 と、彼がボソっと呟いた。
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