23/26
前へ
/544ページ
次へ
      トレンカが中々履けなくて焦る、冷や汗が溢れ、涙が溜まりだした トレンカが履けたところで我慢ができなくなり、一度更衣室から出る 「永久っ!!」 永久に会いたくて、会いたくて更衣室から出たが永久が見当たらない ────何で? 「永久!?どこ、どこ!!」 右も左も、上も下も見てみるが何処にも居ない 「神崎さぁん」 聞こえたのは猫なで声で、うちの探している声じゃない 「……錦織新」 うちをあんな事にした犯人、錦織新が立っていた 「夜雲様に助けていただけたのねぇ、よかったじゃなぁい」 …………うっざ 「あんたなんか助けるなんてぇ、夜雲様が可哀想よぉ」 「…何?ひがみに来たの?」 そう言うとうちを睨み付け、ツカツカと詰め寄ってくる え、きもいんだけど 「こっち来くんな」 しっしっと手を振ればスピードを上げて詰め寄ってくる いや何これ 「あんたなんて汚れた人間、消えれば良いのよ!!!」 うちを見下ろしながらそう叫ばれ、むかつく  
/544ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1278人が本棚に入れています
本棚に追加