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      「………あんたに、あんたなんかにうちと永久は離せない、絶対に」 胸ぐらを掴む手を掴み、力を込めると痛そうに顔を歪める錦織新 「ふっ…ふっざけんじゃないわよ!!!」 腕を振り上げられ、咄嗟に手を離しても胸ぐらは掴まれたまま、避けたくても避けられない 痛みを覚悟して、目を瞑った時 「俺の龍に、何するの」 背中の方から声がして、その声の主は錦織新の腕をつかんでいた 「永久っ…!!」 振り向けばやっぱり永久が居て、思わず飛び付いた 「………消えて」 うちに笑いかけてから、錦織新に行かなきゃ殺すよと脅しを掛ける永久 「───っ!!」 錦織新は目に涙を浮かべて走り出し、永久はうちを抱き締めてくれる 「龍、荷物、は?」 永久に聞かれて自分の中途半端な格好を思い出す 「その…永久に、会いたくなって出てきたら、……」 永久いなかった、と拗ねながら言ってみたら苦笑いされた ……笑い事じゃないし 「ごめん、これ、取りに行ってた」 ヒラヒラと何かを見せられると、永久の腕には面が抱えられていて、手には賞状とトロフィーが合った  
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