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        「やだ!!離してよ!!」 何でこういう時に限って五月ちゃん達を持ってないんだろう 自分の運の悪さを恨みつつ反抗するが、ズルズルとおいちゃんに連れてかれてしまう ───錦織新はどこにいった? さっきまでおいちゃんに取り巻かれ気味悪く笑っていたのに、今はどこにも見当たらない 「やだ!!離して!!離しなさいよ!!」 「…愛しの永久ちゃんに助けを求めたって無駄だぜぇ?」 ニタニタと気味悪く笑うおいちゃんの1人が永久の名前を出す 「………何で彼氏が永久だって知ってるの?」 永久も男子全国剣道大会の優勝者だけど、うちと恋人だなんて一言も言っていない 「だって…なぁ?」 「あぁ」 「あっ!!」 気持ち悪いおいちゃん達が笑い合った瞬間、どこか倉庫らしき部屋に投げ込まれた 「痛いな!!」 ギリギリで受け身を取り、振り返るとさらに気味悪く笑うおいちゃん達、6人に囲まれた 一気に雰囲気が変わる 性欲にまみれた、気持ちの悪い雰囲気に 「………永久に何をした」 うちの唯一無二の恋人、夜雲永久 彼に何かをしたら誰であろうと許さない 殺気を含ませ睨めば、誤解すんなよ~と手をヒラヒラさせながらおいちゃん2がうちの顎を掴む  
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