眠らない夜

綺麗に愛そうと努めるほどに、いびつになっていく。

それから、毎日のように連絡を取り、会う日が続いた。

私からの日もあれば、彼からの日もある。

いわゆる「暗黙の了解」的にそういう関係になっていった。

私は、彼から「考えさせて欲しい」と言われていたので、そんな関係は意外だったし、良いのだろうか？と戸惑う気持ちも隠しきれなかった。

ただひとつ、“焦りすぎないこと”

これだけは常に、念頭におき行動をするようにしていた。