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セキエイ高原にある、ある村でとある問題がおきていた。
それは林業において大切な木々がズタズタに傷つけられている。というものである。
村の大人達はこれを最近山を食い荒らす、バンギラスであると決めつけてその巣を探していた。
そして、巣ではないかと噂されている、とある洞窟に子供達が探検にきていた…。
「おい、カズマ本当にここにバンギラスがいるのかよ。」
いかにもガキ大将な体格をしているタツトがジロリと睨む。
カ「うん、父さんが言ってた。ここの洞窟にいるかもって。」
タ「『かも』っているかどうか分からないんじゃねーかよ。」
カ「でも、いないとも限らない。」
カズマは真っ直ぐ洞窟の入り口を見る。
ポッカリとあいたその洞窟はまるで来るな、と言ってるかのように、ゴー、と鳴っている。
タ「まったく、お前の好奇心にも呆れるぜ、そこまでしてバンギラスが見たいのか?家のポケモン図鑑で見りゃーいいのに。」
カ「だってめったに見られない野生のバンギラスだよ、タツトは嫌なら帰れば?」
そう言ってカズマは洞窟に向かい歩き出した。
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