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タ「おい、待ってくれよ。」
と言い後ろから着いてきた。すると…
向こうの草むらが動いている。
カ「隠れて。」
とっさに近くの木に身を隠す。
草むらの揺れがだんだん大きくなる、それと同時にカズマ、タツトの心臓も脈打つ。何故なら彼らはまだポケモンを貰ってないのだ。つまり今ポケモンに遭遇したら全力で逃げるしか選択肢がない。ハネッコやナゾノクサなどの植物系なら襲われる心配はない。しかしデルビルなどの猛獣系だったらただじゃすまない、最悪死を覚悟しなければ…。
しかし、その心配は見事に裏切られた。草むらから出てきたのは、両手いっぱいに石を抱えたヨーギラスだった。
ヨーギラスは周りを気にもとめない様子で、テチテチと笑顔で洞窟へ歩いていき、洞窟へと消えて行った。
ヨーギラスが去った後カズマは目を輝かせていた。
カ「見た?今の、ヨーギラスだよ!スゴイ、凄いよ。」
まるでサンタからプレゼントを貰ったかのように爛々と目を輝かせていた。しかし、それとは対照的にタツトは顔面蒼白だった。
タ「お…、おい、か、か、帰ろうぜ」
恐怖のあまりうまく呂律が回らない。
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