―はじまり―

2/5
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
オレはいつものように電車を待っていた。 『次の電車は東海道線普通平塚行きです。危ないですから黄色い線の内側でお待ちください。』 ガタンガタンガタン プシュー 電車の中は満員。 オレはいつも通り先頭に並び もちろん後ろからグイグイと 押されて乗車した。 朝の電車は嫌いだ。 中学生なんだから地元の中学に行きたかった。 母さんに受験しろとせがまれ案の定2年になったおれはやる気もなく、成績も下がってる。 母さんには悪いと思ってるけどでもまだ遊んでたい。 地元のやつらと一緒に、、。 あぁつまんないなぁー。 結希はぼーっと人間観察を始める。 結希の退屈しのぎのひとつ。 あ、あの子かわいい。 制服がよく見えない....。 どこの子だ?
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!