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放課後
「ゆきー。ねぇ、なちょと遊ぼーよ。」
「なちょー遊べないよー。オレ補習が...。」
「そっかー。ゆき頑張ったのにね。なちょはゆきとがんばってたのになちょだけ補習まのがれたのが悔しいよ。」
なちょは普通に言う
「うん。オレもなちょがいないのさびしーけど、そんなはっきり言われんの悲しいー」
なちょはオレを見てニコニコしている。
なちょは高1から仲良くなっていつもオレの近くにいる。
天然だから悪気がなくても毒を普通に吐く。
オレはなちょは可愛いと思うけど世間一般の女子からするとぶりっこって思うのかなー。
「なちょもさびしーよー。」
「んぢゃ、ちょっと補習説明聞きに行ってくるわ」
「夏休みにまた遊ぼーね。」
なちょがひらひらと手を振った
「おう。じゃあね」
結希は頭をかきながら
教室をあとにした。
あの人ともう一度会える事も知らずに。
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