生きていたシュレティンガーの猫〓白と黒〓

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カラン。 開店して間もなく、最初のお客様が来た。ショートカットの小柄な女性、白を基調としたシンプルな格好。僕はいつも通り声をかける。 「お帰り、真理(まり)」 彼女は当たり前の言葉に表情は変えなかったが、一息置いてから答えた。 「ただいま、公平(こうへい)」
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