《出発》

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校庭には、バスが7台停まっており、オレは『3』と書かれたバスの前に行った。 バスの前に着くと、すでにオレ達2ー3のクラスメートが5人と先生がきていた。 『おー神崎!おはよう!今日はやけに早いな。 いつもはホームルームギリギリで学校にくるのに、雨でも降るんじゃないか?!』 大きな声で話しかけてきたのは、担任の刀根彰正(トネアキマサ)だ。 数学を担当していて、性格は明るく、生徒にも人気がある。 歳はまだ32と若いのに、頭はすでに砂漠化になりつつあり、前からみればすでに砂漠になっている。 これも地球温暖化の影響だろうか(笑) 『あっ、刀根先生。 おはようございまーす。 そりゃ今日から、修学旅行ですよ。 遅刻する方がおかしいでしょ。』 刀根先生もテンションが高いせいか、上機嫌でオレの肩をポンと叩いた。 オレは刀根先生と雑談した後に、早起きしたせいこともあり、暑さと眠気で少しボーとしていた。 すると、突然後ろから声を掛けられた。
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