《出発》

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『仁君、どうしたの? ずっとボーとして。 さては、いつもより早く起きたから眠たいんでしょ。』 やべ、変な妄想をしてたが、顔はニヤケてなかっただろうな。。。 『おー真由美!おはよう。 わりぃわりぃ、修学旅行で何しようか考えたんだ。 今日から修学旅行だぜ! 寝てなんていられるかよ。』 冷静さを装い、明るく真由美に返答する。 『あーそれで、顔が少しニヤケてたんだ。』 やっぱり、ニヤケてたか。 しかし、早く来てラッキーだった。 普段は女子たちに囲まれているため、あまり喋る機会がない真由美と話すことが出来た。 早起きは三文の得っていうが、これはそれ以上の価値があったな。 真由美と楽しく雑談をしていると、時間はすでに7時15分になり、全ての生徒が集まった。
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