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---------東化高校部屋---------
スクリーンから暁たちが消えて5分後、オレらの部屋の扉が開いた。
そこからは、満面の笑みを浮かべて、ガッツポーズをする暁たち10人が入ってきた。
『お疲れ!』
『よくやった!』
『ヒヤヒヤしたぜ!』
クラスメートから、絶大な讃辞が送られる。
その言葉と同時にクラスメートが暁たちのもとへ駆け寄った。
最後に駆け寄ったオレも10人に労いの言葉を掛け、最後に暁のところにいき、話掛けた。
『お疲れ。
最後は本当に負けたと思ってたぜ。
あの牟田ってやつは相当切れるヤツだったな。
とにかく、勝ってくれて本当に良かった。』
『ありがとう。
あぁ、牟田は凄まじく頭が切れるヤツだった。と同時にすごく仲間想いのやつだったよ。あいつは俺たちと同じで仲間のために一生懸命知恵を搾り出していた。』
暁のこの言葉にオレは何故か、ゴクリと唾を飲み込んだ。恐らく今後の戦いもみんな勝つために死に物狂いで来るであろうと感じたからであろう。
そして、暁は突如思い出したかのように、みんなを呼んだ。
『みんないいかな?!こっちに集まってくれ!』
その言葉に反応し、みんながセンターに集まってきた。
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